FX基礎講座③|キャピタルゲインとインカムゲイン

FX

キャピタルゲインとインカムゲイン、よく聞くけど、どういう意味なんだろ?

そんな疑問に答えます。

FXは、為替差額で儲ける運用であり、レバレッジ利用で利益を大きくする、という事を説明しました。

このような利益は価格差による利益をキャピタルゲインと言います。

しかし、FXでの利益はキャピタルゲインだけではありません。キャピタルゲインの他に、インカムゲインという利益もあります。

今回はキャピタルゲインとインカムゲインについて、インカムゲインの源であるスワップについて紹介します。

キャピタルゲイン

例えば1ドル100円のときに10万円で1,000ドルを購入したとします。

そして円安になり1ドルが110円になると、持ってた1,000ドルは11万円で交換ができ、利益がでます。

反対に1ドル90円の円高になると、持ってた1,000ドルは90,000円でしか交換できず、逆に損します。

これが最も単純化した、キャピタルゲインの例です。

インカムゲイン

例えば日本円金利が0.5%、米ドル金利が5.5%の時にドルを買いました。その場合もらえる金利は以下です。

5.5%(ドルの金利)-0.5%(日本の金利)=5%

この計算式から、ドルを持っているとき常に5%の金利が入りますが、反対にドル売り円買いした場合は、金利5%を支払わなくてはいけません。

この金利差を「スワップ」と呼び、持っている通貨の日数分のスワップポイントを受け取る事が可能です。

スワップポイントとは?

日本の金利は世界的に見て超低金利で、限りなく0%に近い状態で推移しています。

一方で世界に目を向けると、米ドルで2.0%、ユーロでは4.0%など、高金利の通貨があるのです。

スワップとは、低金利通貨を売り、高金利通貨を買うことで得られる金利差のことを表しています。

例えば日本の金利が0.1%、オーストラリアドルの金利が4.5%だったとします。

4.5%(オーストラリアドルの金利)-0.1%(日本の金利)=4.4%

もうお分かりかと思いますが、オーストラリアドルを買うと、4.4%の金利が貰えるということになります。

逆にオーストラリアドルを売って円を買うと、4.4%の金利を支払う必要がでます。

スワップで稼ぐには?

FX業者によって、スワップポイントの設定金額は異なっています。

  • A社:米ドル/円のスワップポイントが8円
  • B社:米ドル/円のスワップポイントが5円

これを365日(1年)預けた場合に得られるスワップポイントの金額は

  • A社:8円×365(1年)=スワップ金利2920円
  • B社:5円×365(1年)=スワップ金利1825円

たった3円の差ですが、1年で1095円もの利益の格差が生まれてしまうのです。

FX初心者は特に、スワップポイントが高いFX業者を選ぶと良いかもしれません。

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