FX基礎講座②｜レバレッジとは？

FXでよく聞くレバレッジとは何なんだろ？

このような疑問に答えます。

レバレッジとは

自己資金の何倍～何百倍の取引を行う事ができるシステムのこと、下の表をご覧ください。

1ドル100円の時に1万ドル取引するなら、100×1万ドルで100万円が必要です。

しかしレバレッジを25倍に設定すると、わずか4万円の証拠金で1万ドルの取引ができます。

1ドル100円時にレバレッジ25倍で取引する際の計算式は以下です。

100円×1万ドル÷レバレッジ25倍＝4万円

たとえば100万円の取引をする時、レバレッジは10倍に設定すると、10万円の証拠金で取引可能です。

しかしこの100万円が、例えば80万まで減ってしまった場合、100万円－80万円で、損失額は20万円になります。

この場合、預けていた証拠金10万円を損失額が超えてしまったため、追加でさらに10万円が必要になります。

国内FX業者では、このように取引に損失が発生した場合、マイナス分を返済する必要があります。

一見便利に見えるレバレッジですが、取引が大きくなればなるほどリスクが比例して大きくなっていきます。

しっかりとリスクを理解した上で行うようにしましょう。

2010年8月1日よりFXでのレバレッジの上限を最大50倍、2011年には25倍に制限するという内閣府令が、金融庁により出されました。

その背景は、FX業者がハイレバで顧客に取引させ、多くの顧客に借金を抱えさせてしまったからです。

上記の規制により金融庁ライセンスを所有している日本FX業者はレバレッジ25倍迄です。しかし海外FX業者はレバレッジ200倍～1000倍という業者もあります。

レバレッジが数百倍なんて、ヤバすぎちゃうの？

と思う人がいるかもしれませんよね。

しかし海外FX業者では、証拠金がマイナスになったら損失分をFX業者が負担してくれるシステム「ゼロカットシステム」を採用しているところも多いです。

海外FX業者を検討する際は、是非こういうポイントも含めて決めるべきです。