11月18日になりました。前日の米国株式市場は、主要ハイテク株が一斉に売られ、
市場全体が真っ赤に染まる「大出血」相場となりました。

ダウ平均は-1.32%、S&P500は-1.25%、ナスダックは-1.35%と軒並み下落。
ナスダックは50日移動平均線を割り込み、下値を探る展開が続いています。

テクノロジー株が総崩れ、NVIDIAを巡る不安が増大

この日の相場下落の中心はテクノロジーセクターでした。
Microsoft、Apple、Amazon、Meta、AMD など主要株が軒並み2〜3%下落。

特に注目されたのがピーター・ティール系ヘッジファンドによるNVIDIA株の全売却です。
13Fで判明したこの動きにより、「AIバブルはピークか?」という懐疑論が一段と強まりました。

過去にもソフトバンクがNVIDIA株を売却した場面が大きな天井を形成したことがあり、
市場では不穏な空気が漂っています。

個人投資家は「押し目買い」継続、しかし下落の深掘りリスク大

いま米国の個人投資家は依然としてAI銘柄への強気姿勢を崩していません。「AIは未来」「これは押し目だ」という雰囲気が強く、積極的な買いが続いています。

しかし、逆にこれが落とし穴となり、「全員が投げる」瞬間まで調整が続く可能性が指摘されています。

クリスマス相場(サンタラリー)にも黄色信号が点灯しており、プットコールレシオが1.15〜1.2近くまで急上昇した時が反転サインになるかもしれません。

FRBのタカ派化で利下げ期待後退、景気指標は底堅い

FRBジェファーソン理事は以前のハト派から一転してタカ派寄りの発言をするようになり、利下げ期待は後退。

・労働市場は需給ともに冷え込みつつある
・失業率は上ぶれの可能性
・経済指標は予想より堅調(建設支出+0.2%、NY製造業指数も上振れ)

市場は「経済は強いが金融は緩まない」という最悪の組み合わせを警戒しています。

Googleのみ逆行高、バフェットが1785万株を“爆買い”

この日の最大のサプライズは、バークシャー・ハサウェイがGoogle株1785万株を新規取得したことでした。これによりGoogleはバークシャーの保有銘柄で10位に浮上。Googleはこの日 +2.8% と、全面安相場の中で異彩を放ちました。

その他では、

・公益事業(ユーティリティ)が堅調
・ウォルマート・AEOなど小売も底堅い
・ヘルスケア株に資金流入(J&Jは新高値)
・ストレージ関連が買われる(WDCなど)

と、AIマネーがディフェンシブ銘柄に逃げ込む形が見られました。

円安加速とビットコインの下落

ドル円はついに 155円21銭 と155円台に突入。ユーロ円も180円に到達。
一方ビットコインは続落し、「株式の先行指標」として弱さを示しています。

今後の注目:NVIDIA決算とウォルマート決算

来週はNVIDIAの決算を控えていますが、市場がどう反応するかは依然不透明。
現在の相場には底打ち感がなく、しばらくは下値模索の相場になりそうです。