11月20日の米国株式市場は、投資家にとって厳しい一日となりました。
序盤2%以上上昇する場面もありながら、一転して各指数とも下落して引け。
特にナスダックは
- 序盤爆上げ → 終盤急落
- ローソク足に「墓標(長い陰線)」が多数出現
という、完全なる売り優勢の相場となりました。
NVIDIAショックの衝撃
高決算なのに株価急落
主役となったのは、もちろん NVIDIA(NVDA)。
決算はホームラン級:
| 指標 | 実績 | 結果 |
|---|---|---|
| 売上成長率 | +62.5% | 予想超え |
| データセンター | +66% | 驚異の伸び |
| ゲーム部門 | +30% | 好調維持 |
| ガイダンス | 引き上げ | 強気継続 |
CEOは自信満々に
「ブラックウェル売れすぎ」
「クラウドGPU完売」
しかし株価は…
-1.41% 下落
高値から900ドル近い落下
市場の解釈は…
- AI投資ブームへの過熱懸念
- 好決算への「慣れ」と期待の限界
他ハイテク銘柄も総崩れ
| 企業 | 騰落率 |
|---|---|
| AMD | -6.1% |
| Micron | -9.6% |
| パロアルト | -7% |
半導体・AI関連が軒並み「大ダメージ」。
ナスダックを直撃する結果に。
利下げ期待の後退
金融当局者の慎重発言が追い討ち
市場が赤く染まった背景には「金利低下への希望」が遠のいたことがあります。
材料:
- 雇用統計 → 予想超えの強さ
- 新規失業保険申請 → 予想より少ない
- FRB関係者 → 「インフレはまだ高い」
メスター総裁:
利下げ急ぐと、インフレ長期化の危険
クック理事:
資産価格は下落余地大きい
→ 利下げはまだ先という重い空気に。
債券市場に逃避資金
| 指標 | 結果 |
|---|---|
| 米10年債利回り | 4.10%へ低下 |
| 米2年債利回り | 3.56% |
株→債券へ資金移動が進む警戒ムード。
唯一の希望:小売セクター
ディスカウント小売は絶好調。
| 企業 | 騰落率 | 材料 |
|---|---|---|
| Walmart | +6.65% | EC成長率 +27% |
| TJX | +1.8% | 生活防衛消費の追い風 |
| Ross Stores | 時間外で上昇 | 決算好感 |
物価高の今こそ、安売り最強。
ディフェンシブ銘柄が資金の逃げ場所に。
その他の市場動向
✔ Bitcoin:暴落継続
→ $87,480(約1,367万円)
→ 出来高伴う投げ売りで底が見えない
✔ 原油価格:
→ $60割れ → $58台へ下落
世界的なリスクオフの予兆。
【比喩で理解する今日の相場】
NVIDIAの好決算というエンジンで急上昇
↓
金融引き締めリスクで急降下
↓
投資家、往復ビンタで保健室へ
チャートに立つ「墓標」は市場が食らった 恐怖と混乱の痕跡 なのです。