11月18日の米国市場は、ダウを含む主要指数が下落し、全体的に弱い相場が続きました。
チャート形状は「非常に悪い」とされ、特にハイテク構成比の高い指数は下落からの浮上が難しい状況です。
また、市場の売り圧力は依然として強く、指数に多く組み込まれるMicrosoft・Metaなど「マグニフィセント7」が売りの中心となっています。
セクター別動向
- 強い:通信、エネルギー
- 弱い:裁量消費財、テクノロジー
Google CEOの「AIバブル崩壊」警告
BBCインタビューにて、Google CEOは現在のAI市場に**「非合理性が存在する」**と明言しました。
AI技術そのものはインターネット時代と同様に成長が見込める一方、投資熱は過熱気味であり、冷静さが必要だという立場です。
さらに、「破綻を免がれる企業はない」と発言し、AIバブル崩壊が発生した場合、あらゆる業界が影響を受けると指摘しました。
Google自身は影響を「吸収できる」と述べたものの、吸収できない企業があることも示唆しています。
この発言は、市場が崩れた際に「警告していた」という立場を確保する狙いもあると考えられ、今後Oracleなど他企業のCEOからも同様の慎重姿勢が現れる可能性があります。
主要企業の決算とNVIDIAへの注目
ホームデポ:3期連続の決算ミス
住宅・DIY需要の低迷が鮮明となり、通期ガイダンスも引き下げ。株価は約4.9%下落しました。
アメアスポーツ:好決算で一時10%上昇
ソロモンなどを展開するアメアスポーツは予想超えの決算を発表。
アパレルやアウトドアパフォーマンス分野が好調で、売上成長率は30%を記録しました。
NVIDIA:決算前に-1.8%
市場の最注目はまもなく発表されるNVIDIAの決算です。
高い決算が予測されている一方、「決算後に上がりにくい」との見方が強く、材料出尽くしによる利確売りを警戒する声もあります。
AI関連で十分利益を得た投資家の一部では「もう十分」という空気もあり、逆に一般投資家に対して証券会社が「押し目」として推奨している段階と指摘されています。
マクロ経済・為替の動向
FRBバーキン総裁の発言
- インフレは「やや高いが急上昇の可能性は低い」
- 労働市場は「データより弱い可能性がある」
→ 全体としてハト派寄り
為替:強い円安進行
- ドル円:155.54
- ユーロ円:180円突破
強い円安が続いています。
金利・債券
-
米10年債利回りは4.12%へ低下
→ 債券が買われている可能性
まとめ
Google CEOの「AIバブル」発言により、市場はAI過熱への警戒を強めています。
AIは重要な技術である一方、投資熱には非合理性が含まれており、特に上昇してきた銘柄の調整リスクが意識される状況です。
消費関連ではホームデポが弱く、逆にアメアスポーツは好調。
さらに、市場の方向性を左右するNVIDIA決算が最大の注目となっています。