11月5日の米国株は、主要指数が揃って上昇しました。
- ダウ +0.65%
- S&P500 +0.76%
- ナスダック +1.12%
- ラッセル2000 +1.8%(小型株に資金流入)
雇用・サービス業関連の経済指標が予想を上回り、市場全体に安心感が広がった一日となりました。
ただし、長期金利は上昇(10年債4.15%)。特にバリュエーションの高いハイテク株は警戒が必要です。
上昇を支えた主な要因
① 経済指標の改善
| 指標 | 結果 | 予想 | コメント |
|---|---|---|---|
| ADP雇用統計(10月) | +4.2万人 | +2.5万人 | 雇用が7月以来の改善。賃金は横ばいで需給が安定傾向。 |
| ISM非製造業指数(10月) | 52.4 | 50.7 | サービス業の新規受注が回復。景気の底堅さが確認。 |
→ 「リセッション懸念後退 → 投資家心理改善」の流れ。
② 政治イベント:トランプ影響力の後退観測
ニューヨーク・ニュージャージー・バージニアの主要選挙で民主党が勝利。→ 「中間選挙でトランプ失速 → 政策不確実性が低下」という見方が浮上。
さらに、最高裁で「大統領が議会承認なしに関税を課せるか」が争点となり、多くの判事が懐疑的姿勢。→ もし“関税は違法”となれば、関税巻戻し → 株式市場に強い追い風となる可能性も。
セクター・個別株:好決算組は強いが、ハイテクは明暗
上昇した主な銘柄
| 銘柄 | 上昇率 | ポイント |
|---|---|---|
| AMD | +3% | AI/サーバー含む全セグメント好調、EPS/売上ともに上振れ。 |
| リビアン | +11% | ソフトウェア収益4.2倍、車両出荷+47%。成長再加速。 |
| デジタルタービン | +19% | 海外事業が牽引、ガイダンス上方修正。 |
| ユニティ | +13% | AI関連需要が追い風、見通し改善。 |
決算後に売られた銘柄
| 銘柄 | 下落率 | 理由 |
|---|---|---|
| アリスタ・ネットワークス | -7% | ガイダンスが市場期待に届かず。 |
| スーパー・マイクロ | -9% | 成長見通しが評価割れ、信頼性懸念。 |
| ピンタレスト | -22% | 成長鈍化、AIに置き換えられるリスク指摘。 |
| ドアダッシュ | -15% | 決算ミス。 |
ビットコイン動向
一時 -20%急落 → 現在 $104,050付近まで反発。
強制ロスカットが一巡し、「悪材料出尽くし」の可能性あり。
まとめ:市場は「慎重に買い向かう」モードへ
- 予想外の政治要因 + 経済指標の改善が反発要因。
- 金利上昇中 → 高PER株は依然警戒。
- ただし、直近の下落が「投げ売り」ではなく「押し目買い」で吸収されている点はポジティブ。
結論:
全体は回復基調。ただし AI・高成長株は選別相場。
銘柄ごとのファンダとバリュエーションを丁寧に見極める局面です。