11月19日(月)の米国株式市場は、投資家がNVIDIAをはじめとする主要企業の決算を待ち構える中で、完全な様子見モードへ。
ダウ平均、S&P500、NASDAQはいずれも小幅上昇にとどまり、市場は方向感を欠く展開でした。
1. AI関連注目決算:NVIDIAとパロアルトの明暗
NVIDIA(NVDA):好決算も市場反応は限定的
- EPS:予想 +0.04
- 売上高:570億ドル(予想超え、+62.5%)
- データセンター売上:512億ドル(前年同期比 +66%)
- Q4ガイダンス:650億ドル(予想上回る)
- CEOコメント:
- 新製品「ブラックウェル」が好調
- GPUは「完売状態」
- AIは好循環入り(Virtuous Cycle of AI)
株価:アフターで+2.8〜3.7%(193ドル付近)→ 市場評価は「強いが、驚きなし」
パロアルト・ネットワークス(PANW):ガイダンスで失望売り
- EPS:予想超え
- 売上高成長率:+15%
- しかしガイダンスが予想と完全一致 → サプライズなし
- Chronosphereを33.5億ドルで買収と発表
小売・その他
| 企業 | 決算 | 市場評価 |
|---|---|---|
| TJX | 主要指標すべて予想超え | ディスカウント需要を追い風に好調 |
| Lowe’s | EPSは好調、ガイダンス引き上げ | プロ需要が支え |
| Wix.com | 決算・見通し↑ | 転換社債の償還懸念で株価下落 |
→ 消費者は安い店へシフトする傾向が鮮明
2. マクロ・為替:円安一段加速
FOMC議事録
- 利下げ観測が遠のく
- 12月利下げには消極的な見方が多数
- 「利下げは打ち止め」ムードが強まる
米金利動向
→ 「下がりにくい」環境へ
為替市場
- ドル円:157円台
- ユーロ円:180円96銭、最高値更新
→ 為替介入の可能性に注目集まる
その他ニュース
- サウジの対米投資:
6,000億ドル → 1兆ドルへ拡大 - トランプ氏:
金利が高すぎるとしてイエレン長官へ軽口も
まとめ:流れが変わるには決定打不足
現在の株下落は→ 景気悪化由来ではなく 典型的な調整局面 と評価
- NVIDIA決算は強いがサプライズ不足
- 利下げ期待後退も重し
そのため、市場トレンドが大きく反転する可能性は小さいとの見方が優勢です。
決算シーズンと金融政策が、引き続き最重要テーマとなりそうです。